モーセは言った……"主の民がみな、預言者となればよいのに。主が彼らの上にご自分の霊を与えられるとよいのに"……神はこのことばを実現させるために動き、働き続けておられる。少数の者たち、少数の霊的リーダーだけが預言するだけでなく、主の民みなが預言できるようになることを実現させるために神は動き、働き続けておられる。
"その後、わたしは、わたしの霊をすべての人に注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、"
ヨエル書 2章 28節
しかし、主の民みなが預言できるようになることが実現するためには、少数の者たち、少数の霊的リーダーたちだけが預言する段階が必要だ。何故なら……主の民みなが預言できることが実現するためには、預言の油注ぎをみなに与えればいいということではないからだ。旧約聖書のモーセの時代に神は預言の油注ぎを70人に与え、70人が預言できるようになったが神が与えた預言の油注ぎがとどまり続けることはできなかった。
"すると主は雲の中にあって降りて来られ、モーセと語り、彼の上にある霊を取って、その七十人の長老にも与えた。その霊が彼らの上にとどまったとき、彼らは預言した。しかし、それを重ねることはなかった。"
民数記 11章 25節
この預言の油注ぎを受けた者の数は70人。ヨシュアとカレブの2人が約束の地を主が勝ち取らせてくださると神の民たちに語っていた時、この預言の油注ぎを受けた者たちはどこにいたのだろうか……?……この預言の油注ぎを受けた者たちはヨシュアとカレブに反対する者たちの側に立っていた。
……だから、主の民みなに預言の油注ぎを与えるだけでは、主の民みなが預言できるようになることを実現させることはできない。主の民である「子たちみな」が預言できることが実現するためには何世代にも渡って大人である「父たちだけ」が預言する時代という段階が必要だった。
何故なら……非常に大きな建物を建てる時、まず土台が必要であるからだ。土台の強度が、建物をどれだけ高く大きくできるかの上限となる。だから……土台は大人である父たちがつくる。父たちが築き上げてくれた土台があれば、父たちがつくってくれた土台の上に子たちも父たちと一緒に建物をつくることができるようになる。子たちがつくった建物が失敗作で壊れてしまったとしても、子たちは何度でも再チャレンジすることができる。何故なら……父たちが築き上げた土台は壊れないからだ。
"もし、だれかがこの土台の上に、金、銀、宝石、木、草、わらなどで建てるなら、
各人の働きは明瞭になります。"
コリント人への手紙第一 3章 12〜13節
父たちがつくった壊れない土台があるので父たちがつくった土台の上に建物をつくることを子たちは何度でも再チャレンジすることができる。こうして、父たちがつくった壊れない土台の上に父たち母たちだけでなく子たちも共に建物をつくることができるようになる。
壊れない土台の上に父たち母たちだけでなく子たちも共に建物をつくることができるようになるとは……父たち母たちだけがエクレシアを成長させるために預言するのではなくて、子たちもエクレシアを成長させるために預言することができるようになることだ。聖書 新改訳2017に……"預言する人は教会を成長させます"……と書いてある。父たちがつくった壊れない土台とは……①「十戒」、②「旧約聖書」、③「新約聖書」、④「使徒、預言者、伝道者、牧師、教師、教えの賜物のある信徒リーダー等によって与えられ続けている旧約聖書と新約聖書についての解釈、解説、説明、教え」であり、これらの①②③④を土台としている「基礎的土台的な教え」が大人である父たち母たちによって何世代にも渡ってつくられ築き上げられることによって、これらの「基礎的土台的な教え」のDNAを相続、継承している子たちがみな預言することができるようになることが実現できるようになる。
「基礎的土台的な教え」のほとんどは大人である父たちがつくる。
「基礎的土台的な教え」の土台中の土台、土台の土台となっている「十戒」は、モーセという1人の人物によって与えられた。
旧約聖書にことばを書き残した預言者たち、父たちはみな、「十戒」という「基礎的土台的な教え」の上に建物を建てた。十戒を無視した者たち、十戒の上に建物を建てなかった者たちの建物が壊れてしまったことについては旧約聖書が証言している。
"というのは、だれも、すでに据えられている土台のほかに、ほかの物を据えることはできないからです。"
コリント人への手紙第一 3章 11節
そして、十戒という「基礎的土台的な教え」の上に建物を建てた預言者たち、父たちが書き残した文字が1つに集められて旧約聖書になっている。
そして、新約聖書の文字を書き残した使徒たち、父たちの土台はイエスキリストであり、イエスキリストについて書かれている旧約聖書だ。
そして、過去の「使徒、預言者、伝道者、牧師、教師」たちの土台は「十戒を含んでいる旧約聖書」と「新約聖書」だ。
そして、現代の「使徒、預言者、伝道者、牧師、教師」たちの土台は……①「十戒」、②「旧約聖書」、③「新約聖書」、④「過去と現在の使徒、預言者、伝道者、牧師、教師による旧約聖書と新約聖書についての解釈や解説や教え」であり、これらの①②③④を土台としている「基礎的土台的な教え」が大人である父たち母たちによって何世代にも渡ってつくられ築き上げられることによって、これらの「基礎的土台的な教え」のDNAを相続、継承した子たちがみな父たち母たちと共に預言によって、現在のキリストの体であり、神の民であるエクレシアを成長させることができるようになる時代が実現する。
"モーセは彼に言った。「あなたは私のためを思ってねたみを起こしているのか。主の民がみな、預言者となればよいのに。主が彼らの上にご自分の霊を与えられるとよいのに。」"
民数記 11章 29節
"その後、わたしは、わたしの霊をすべての人に注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、"
ヨエル書 2章 28節
"預言する人は教会を成長させます。"
[コリント人への手紙 第一 14:4]
聖書 新改訳2017©
"預言することを熱心に求めなさい。"
コリント人への手紙第一 14章 1節
聖書 新改訳©2003新日本聖書刊行会