シャロームを所有する

私は預言の賜物の回復を願っている。しかし私は預言の賜物を否定する方々を心から尊敬し感謝している。私が預言の賜物を熱心に求めて聖書に従うためなら…私は預言の賜物を否定する方々を不満に思い…全て感謝せよと語る聖書に逆らってよいだろうか?預言を認める牧師先生だけ尊敬し…預言の賜物を否定する牧師先生含む5役者や教団教派の方々を尊敬せず…互いに尊敬しなさいと語る聖書に逆らってよいだろうか?自分が建てたい御言葉を建て上げるために他の御言葉を壊してできた砂の上に自分が建てたい御言葉を建て上げ…家を建ててよいのだろうか?

②シャロームの回復 『血液型で人々の4種の特色を見ていたダビデ世代(パワハラがあたりまえだった世代)の時代』から『16診断で人々の16種の特色を見るソロモン世代(パワハラがあたりまえではなくなった世代)の時代』に移り変わる【聖書の御言葉ほどではないが……『いくらか有益な心理学』と『いくらか有益な16診断』】

クリスチャンの中には心理学に警戒したり敵視している方々もいる。キリストの体の全体にとって、心理学を警戒し敵視している方々が存在してくださっていることは非常に重要なことだ。心理学を警戒し敵視している方々は『聖書が最も重要である』というキリストの体にとって基礎的で非常に重要な土台となるメッセージを非常に強く強調する働きをし続けてくださっている方々であり、門番の働きをしてくださっている方々であり、尊敬すべき方々だ。このような門番の働きを担ってくださっておられる方々がいてくださることにより、多くのクリスチャンの方々が聖書からズレず、社会の流れに流されることがないように守られている。

門番の働きを担ってくださっておられる方々は、多くのクリスチャンの方々が聖書からズレたり社会の流れに流されないために主が備えてくださっておられる門番であるから、教会や聖書の外にある心理学や他の色々なことが教会の中に入らないように見張り、クリスチャンの家である教会の外の色々なことに触れたり影響を受けてしまうことがないように教えたり見張ったりしてくださっている方々だ。

安全な家の外に出るのは危険なことだ。安全な家の外を出歩くのであれば警戒することが必要だ。家で出してもらえる食事はほとんど安全であるように……クリスチャンの家である教会で語られる教えはほとんど聖書からずれてはおらず安全だが……家の外に行き、家の中で見たことがないもの、食べたことがないものを食べる場合には警戒しつつ聖書によって吟味することが必要だ。私は教会の外にある色々なことだけでなく、教会の中ですでに多数派の意見になっているようなことでも聖書で吟味する。教会の中ですでに多数派の意見になっているようなことはもう吟味する必要がないと思うだろうか?……聖書にはこのように書いてある……"ここのユダヤ人は、テサロニケにいる者たちよりも良い人たちで、非常に熱心にみことばを聞き、はたしてそのとおりかどうかと毎日聖書を調べた。"
使徒の働き 17章 11節

聖書は「心理学を徹底的に排除せよ」と命じているのだろうか?

心理学を警戒し敵視し門番の働きを担っておられる方々が高くかかげ続けておられる『聖書の御言葉が最も重要で有益である』というメッセージには私は心から同意している。しかし、『聖書に書いていないものは全て不要で無価値で有害である』という言葉に同意しようとは思わない。聖書が同意しているメッセージであれば私は同意するが……聖書が同意していない言葉に私は同意しない。

『聖書に書いていないものは全て不要で無価値で有害である』と信じている方々は、聖書に書いていない食べ物は1つも食べずに、「パン」とか「魚」とか「オリーブオイル」とか聖書に書いてあるものしか食べないのだろうか?そんなことはない。……"イエスは、このように、すべての食物をきよいとされた。"……と聖書に書いてあるので、聖書に書いていない食物を食べることは禁止されていない。聖書は聖書に書いていない食物も認めている。

聖書は聖書に書いていない食物を認めているだけではない。聖書は聖書に書いていない多くの色々なことを認めている。何故なら聖書にこう書いてあるからだ。……"最後に、兄弟たち。すべての真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、すべての清いこと、すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと、そのほか徳と言われること、称賛に値することがあるならば、そのようなことに心を留めなさい。"……このように聖書は、聖書には書かれていない色々なことも認めている。また聖書にはこのようにも書いてある。……"肉体の鍛練も【いくらかは】【有益です】が、今のいのちと未来のいのちが約束されている敬虔は、すべてに有益です。"

『心理学』や『16診断』は、聖書の御言葉ほどには有益ではないが……心理学や16診断はクリスチャンの方々にとっても【いくらか】有益な助けになる。

【いくらか有益】である『16診断』についてはインターネットで「16診断」ということばを検索すればいつでも誰でも手軽に『16診断』について色々と見ることができる。

パワハラがあたりまえだった世代(ダビデの世代)の時代には「【多くのクリスチャンの方々が模範的だと信じている基準を満たしていて基準の枠内からずれていないクリスチャン】=【多くのクリスチャンの目から見て模範的】であるクリスチャンのリーダー、父、母、あの人、この人のようなクリスチャンになりなさい。」と語られ教えられ続けてきているので、模範的なクリスチャンであるリーダー、父、母、あの人、この人と違うことは良くないことだと信じられ理解されていた。そのように信じ理解している人が多ければ多いほど土台は安定する。パワハラがあたりまえだった世代(ダビデの世代)の時代には土台を安定させ固めることが『個性』とか、その他の色々なことよりも優先される必要があった。……神が土台をどれほど重要と見ておられるかは旧約聖書で、神の国をスタートさせようとしておられた神が、どこかの国を選んで神の国をスタートさせたのではなくて、1人の人であるアブラハムを選んで神の国をスタートさせたことを見ればよく理解することができる。1人の人であるアブラハムが1つの国になるまでどれほどの時間と年数がかかるだろうか……しかし……神は土台に時間をかけることを惜しまない。

土台に時間をかけることを惜しまない神は約2000年間、土台となるダビデの世代(パワハラがあたりまえだった世代)に時間をかけ続け……約2000年後になってようやくソロモンの世代(パワハラがあたりまえではなくなった世代)の時を開きはじめておられる。そしてこれからパワハラがあたりまえではなくなったソロモンの世代の時代が約2000年くらい続いて、西暦4000年くらいに主が再臨……などということはないだろう……パワハラがあたりまえではなくなったソロモンの世代が「ぶどう園」で雇われる時間は午後五時であり夕方六時になるたったの1時間前である可能性が高いからだ。……"『この最後の連中は一時間しか働かなかったのに、あなたは私たちと同じにしました。私たちは一日中、労苦と焼けるような暑さを辛抱したのです。』"
マタイの福音書 20章 12節

土台となるダビデの世代(パワハラがあたりまえの世代)の時代には多数のクリスチャンが模範的と認めている模範的なクリスチャンの基準から大きくずれていたり、異なっていたり違うことや『個性』を認めることは土台を弱くしてしまうことになってしまうので非常に厳しく厳重にタブー(立ち入り禁止)とされている必要があった。しかし、土台がほぼ完成しているソロモンの世代(パワハラがあたりまえではなくなった世代)の時代には「多数のクリスチャンが模範的と認めている模範的なクリスチャンの基準から大きくずれている個性や違いはタブー(立ち入り禁止)ではなくなる。……【いくらか有益】である『16診断』について知ることによって、自分自身や他者との色々な違いを見た時に「基準からずれている」とか「有害なこと」と思ったり、ネガティブに感じたり否定することから守られ、自分自身や他者にある違いを見る時にも尊敬や感謝や尊さや「1人1人が神の作品であること」に心と思いを傾けたり実感することができるようになるための有益な助けになる。

神の作品である1人1人の特色を16診断というたったの16の枠で区切り過不足なく語ることはできないが……4つの枠で区切る血液型よりも【いくらか】有益な助けにはなる。

「16診断」ほどではないにしても、パワハラがあたりまえだった世代が知っている「4つの血液型」も、『みなが同じではないこと』をうっすらと思わせる助けにはなっていて、強すぎるパワハラの圧力をかすかに弱める抑止力として【いくらか】有益な助けになっていた。

パワハラがあたりまえの時代の強すぎるパワハラの圧力は土台を安定させ固めるためにどうしても必要なことであるから弱め過ぎてはいけないので、とくに根拠はないと言われている「4つの血液型」は、パワハラの時代の世代の上にあったパワハラの圧力を弱め過ぎてしまうことなく、かすかに弱める抑止力として非常に適切であった。……16診断は、とくに根拠はないと言われている「4つの血液型」とちがって、非常に多くの研究が重ねられている。


土台を固め安定させるためにパワハラがあたりまえである必要があった世代(ダビデの世代)の時代とはちがって……パワハラがあたりまえではなくなった世代(ソロモンの世代)の時代は……4タイプの血液型の4倍の16タイプを見ることができ、16タイプの違いを認め合うことができる時代に移り変わりはじめている。

16診断とか心理学なんてものは世のものであるから教会に入れるべきではないとかたく信じ続けておられる方々は、今後もどんなことにも揺るがされることのない不動の門番として主が選び配置してくださっておられる方々だ。……人間の分別は常に不完全だから、分別が常に不完全な人間が常に優秀な門番になる方法は「良いものも悪いものもどんなものであっても外のものは全て立ち入り禁止にする」方法だけしかない……だから……「良いものも悪いものもどんなものであっても外のものは全て立ち入り禁止にする」門番を主が教会に備えてくださっている。……どのようにしてか……教会の外にある16診断等の良いものも悪いものも全て悪いものに見える目を与えることによってだ。……"この人々は神に弁明する者であって、あなたがたのたましいのために見張りをしているのです。ですから、この人たちが喜んでそのことをし、嘆いてすることにならないようにしなさい。そうでないと、あなたがたの益にならないからです。"
ヘブル人への手紙 13章 17節

"よく指導の任に当たっている長老は、二重に尊敬を受けるにふさわしいとしなさい。みことばと教えのためにほねおっている長老は特にそうです。"
テモテへの手紙第一 5章 17節
聖書 新改訳©2003新日本聖書刊行会